めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

年女ですから。


2009年の今年の小さな目標が「自分磨き」なので、脱毛に行ったり歯医者へ通ったりしています。本日は休日だったんだけど追加出勤を数時間だけしてきた帰りに脱毛へ。それはそうと、職場の人に昨日年齢を打ち明けたら「・・・、申し訳ないけど20代後半だと思っていた!」といわれ、今日は職場の人ではない人に「高校生みたいよね見た目は」と言われた。まぁ高校生というのは明らかに言いすぎだけど、それにしてもどんなふり幅。どんだけ仕事中に枯れているんだ私。


その帰り道で、我慢できず1冊だけ買ってきてしまった。こりないな私・・・でも本当にこの一冊も逸品だと思う。もちろんボーイズラブなんだけど、人の心の動きが日本語で綴られることの美しさって、本当にいい。一気に読み終えてもうぐったりだ。



以前読んで書いた次男の恋も素敵だけど、この大人の妙な関係を続けている2人の、だけどどこか胸に来るなんでもない話が超好きです。心情の描写が続いていくしたっぷりめだから読んでいくのが苦痛になっちゃう場合もあるかもしれないけど、でもそれでも日本語を使って綴られている秀の気持ちや、それをどうにかしたいと思っている大河の行動なんかで心が切なくなる。この話の最後はどこもかしこもハッピーエンドではなくて、どこもかしこも曖昧な終わり方。だけれどその続いていくふわふわとした不思議な家族の話が、最後の大河のぼんやりとした、でもだからこそ嘘のない決意の締めくくりですっと終わっていて、余韻が素敵。私、やっぱりこの方の小説すごい好きです。エッセイとか読んだことはないけど、あとがきも大好き。エッセイ今度探してみたい。