めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

雑誌って意外に高い。


漫画棚がもう入りきらないので、連載が続くけれどもう買わなくなってしまった単行本類を20冊ぐらいブックオフへ持っていったんだけど、おお意外にいったなーと嬉しく思ったら帰りに雑誌を買ったことで消えたという。雑誌って600円台が普通で、980円とかもあるけど、結構ひょいと買っちゃうから、何に使ったか覚えていないうちに財布から札が消えてるんだよな・・・

セイジ

セイジ


少しずつ読んで、今日読み終える。



この方の書かれる本の進み方が自分に合っているのだな、と思いながら今回も読みきる感じ。セイジさんの風貌を想像すると、ルビーの指輪を歌う寺尾聡が出てきました。なんというか、セイジさんのような人が人を惹きつけるということ、それが理由が分からないけれど、というものがあって物語りそのものの流れやスピードもセイジさんを見ている僕が語るものだから、本当にひと夏の話で。セイジさんの今もこれからも、過去も何もかも分からないままだけど、その夏のことが淡々と綴られたその話の最後に、綺麗で元気になったリツ子ちゃんが出てきて、そこもなんだか妙な空気が流れている感じ。あと要素全然ないように思うのに、やはり語り口となる主人公がなんだかかっこよく思えてしまうのは何マジックなんだろうか。好きなのはリツ子ちゃんが、「・・・だって、私、神さまを目の前で見たんだもの」という部分。セイジさんが人を惹きつけること、その不思議さ、どこからそうなっているのか分からないこの妙な空気、そういうのがあってこの言葉もなんだか妙に響く。

もう一つの話は今読み中なんだけど、ちょっと先走ってあとがきがあるか確認したら、この本にはなかったー。楽しみにしてたんだけどな、あとがき。あとがき大好き。