I love 図書館。
アイドルグループの嵐が好きなんですけど、その嵐のメンバーである櫻井翔さんが太宰治生誕100周年記念のラジオ番組、「櫻井翔の人間失格」をゴールデンウィーク中にやってまして、それは沖縄では流れないんですけど譲っていただいた音源をipodで聴いたりしてぼんやりしてました。別のところで感想は書いたのですが、朗読はその人と受けとる側との相性とかあるのだろうけれど、櫻井翔さんの声は私がアイドルとしての彼を好きである、という事を抜かしても、とてもよい声であるし、そしてこの題材には妙に合っていたと思います。絶妙な気だるい色気のようなものもあったし、顔が悪くないので女性には困らず、といった感じがすごく合っていたように思う。
というわけでどこか静かな場所で聴きたいと思っていたので、往来を歩きながら、だとか最後は昼間の図書館に行ってそのラジオを聴いたんですけど、その時地元の図書館の特設ていうか、いつもおすすめ本をならべてある中心の展示のところが絵本、小学生向け・中学生向けの本を展示していたので、久しぶりに見つけた懐かしい本を借りて読んでました。
- 作者: もりやまみやこ,つちだよしはる
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1985/04/25
- メディア: 単行本
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はぁー懐かしすぎて涙が出る!!!!
図書館は私が学校の中で確実に一番好きな場所で、よく通って本をそこで読んで帰ったり、借りて授業中に読んだり(おい)してたんですけど、その頃読んでいた本の記憶ってほぼない。さすがに中学生になれば思い出せるけれど、題名とかは出てこなくて、「アレが、こうして、こうした・・・みたいな話!」というなんともアバウトな思い出になっているんですよね。でもその中でも強烈に覚えている本ていうのはやはりあって、私の中では「茶色のこびん」とか「こまったさんシリーズ」とか、教科書でも何度も読んだ「もちもちの木」とか。そしてこの本もすっごい覚えている本の中の一つ。この、黄色いばけつを見つけて、もう少しでぼくのだよって待ち続けるきつねが好きだったし、この「きいろ」の感じがなぜか強烈に覚えている。
本を開くと文字が信じられないぐらいに大きくて、中身も信じられないぐらい少なく感じる。でもきつねが夢をみる場面とか、夜中に抜け出して、風でなくならないように水をくんでくるところとか、ああ思い出のままだ・・・!と地味に感動して泣きそうになるぐらいでした。懐かしすぎて泣けるぜ。
あと、私が多分中学生、もしくは高校生・・・?の頃にふと手にとって読んだ本を探しているんですけど、作者も題名もうろ覚えで見つけられない。なんか、タトゥーをした元気なお母さんと、頭が賢い生まれたばかりの口達者な赤ん坊と、再婚したひょろっとしてるけど誠実なお父さんと、その職場・・・だったかな?その職場のちょっと変わった人たちの話で、内容は主題を忘れたんだけど、口下手で男性とうまく話せない女性が持ってるワゴンベンツ、とかちょっと高級なワゴン車で皆で出勤したりする話。皆の仕事が情報収集代理みたいな感じで、図書館とかにいて、依頼者の希望資料を迅速にFAXしたりする仕事、みたいな。題名にたしか「モッツァレラチーズ」が入っていたような気がするんだけど、それだけしか覚えていないんです。なぜだか忘れられず覚えているので、どんな話だったか含めもう一度読みたい。