めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

落ち着けおっさん!


雨が続く沖縄。ベッドカバーが湿気でまとわりついて暑い日々。


仕事で困難な件に遭遇→頑張る、けれど心折れる→最終的にイラっとしてしまう→グチっぽいことをこぼしてしまう→それに関してベテランの方に直接的ではないけれど的確なアドバイスをいただく→自分のイラっとした過去にさらにイラっとして落ち込む←いまここ!


最近イライラしやすくて、仕事中も仕事中なのにイラっとしてしまうことがあって、それに対して、さりげなくもベテランのとてもとてもセンパイな方が、アドバイスをしてくださった。しかも直接的ではなく、あくまで遠まわしに。だけれどそれに気付ける自分、「あ、今これ私に対して言ってくれているのだ」とちゃんと受け取れる自分でまだよかったよ〜。*1もうこの仕事初めて4回ぐらい反省しているのに結局同じ反省を繰り返している私だけど、反省しなくなったらやめるしかない仕事だろうし、今回も、同じイラっとする気持ちをこれから持つとしても、今確実に反省して明日から仕事をやりたい。


最近は寝つきが悪いので、諦めてトイレに篭っては本を読んでます。

はじめての文学 よしもとばなな

はじめての文学 よしもとばなな

「ミイラ」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」この話たちは読むの2回目〜3回目あたりの話。

はじめての文学 山田詠美

はじめての文学 山田詠美

有名な方だそうだし、名前を見たことはあるんだけど、初めて読む。1本読めたな。「海の庭」





バブーシュカ


人に起こりうることと、言葉にしたら単純だけどどうしようもないこととか、そんな時に自分がどう接してあげたいか、それがどんな加減で難しいか、というのが実体験と重ねられる感じで、ぼけーっとしてしまう。好きなところは「今、たまたまここに生まれ出てきて白く輝いているのだ、」というところ。たまたま、ってなんかいい。偶然、とかよりもかわいくてさりげなくて、妙に面白い感じ。


ミイラ


この話の不気味さ、けれど後味の妙な感じ、自分とは間逆の思考を持っている、と、最後までは言いきれないような主人公の心情が、梅雨の夜に読むとちょっとこわかった(笑)でもこの話も、日本語で綴られた主人公の心のたとえなどがすごい好きです。初めて読んだ時も思ったけど、やはり最後の終わり方が「・・・・・・」という感じ、もう一度言うけど「自分とは間逆、自分はそうは思わないよ絶対!」とは言い切れない感じが、すごく残る感じでした。好きなところはやはり最後、「それはそんなに悪いことにはどうしても思えなかった」


ともちゃんの幸せ


このお話に関してはあまり「書きたくなるような感想」はなく、けれど読み終えたことに関しての後悔は全然ない。ともちゃんが北海道のお父さんの病室で感じていた心の情景描写が、なんでもない日本語で淡々と綴られていて、けれどそれもそうとしか表現できないような、簡潔であってもずばり!という感じで、だから私はばななさんの小説ととっても相性がよくって、大好きなんだろうなとしみじみ思いました。日本語ごちそうさま!って感じ(なにそれ)好きなとこは、ともちゃんがお父さんの病室で感じた心情全部。



デッドエンドの思い出


一度読んだはずだし、本も手元に持っているのに、内容をほぼすっかり忘れていました。ばななさんがこのお話を書けた事で小説家になれてよかった、といった話なのに、私には「超特別!素晴らしすぎ、私この話が一等好きだ!」とはならないところも、私がばななさんを好きな理由のひとつかもしれません(言ってる自分もよくわかんないけど)長く長く彼を信じてきた主人公の気持ち、すごいよく分かる・・・とか思ってしまった。一番好きなのは、お金を貸してる、ということろ西山くんにだけぽろっといっちゃって、泣いちゃうところ。「ひ、百万円。」という言い方もなぜか妙に大好き。



海の庭


「うーん借りてきたけど苦手ぽい」と思いきや意外にすんなり読めました。小説、物語に関しては結構苦手/好きがはっきり別れているんですけど、これはさくっと。作並くんがすごいさりげなくかっこいいし、作並くんていう名前の響きが素敵すぎた。好きなのは「ターコ」って言っちゃう主人公が、ダサい呼ばわりされた作並くんを見て思わず泣いちゃうところ。別れる時のやり取りふくめ、かわいかった。

*1:とかいって自意識過剰、私に向けたアドバイスでもなんでもなかったらどうしよう^^