めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

夏が来るぞー!

 

 

ようやく内定をもらえてホッとしていたら(本当によかった…)当初の予定より二週間近く早めに出勤してほしいということで、さっそく働いています。綺麗なオフィスビルの中で、募集要項とはなかなかに内容の違う業務を研修ほぼなしでスタートさせていますが、ちょっとばかりの「期待しているよ」雰囲気もあって、なんとか頑張っているのである。

働いているビルが本当に綺麗で過ごしやすいではあるのだけれども、一番の問題点としては周りが工場やビルばかりで昼食を買う場所が近くにない。安いお弁当屋さんがいくつかワゴン車で弁当を売りに来てくれるんだけど、初日買ってみたらすごく安かったけどすごくおいしくなくて(…)お金も節約しなくちゃだしな、ということで持ち弁もまたゆるゆる頑張ってみようと思っています。

 

週末は中学校時代の友人の結婚披露宴があった。

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友人は、モデルさんのような体型のほっそり美人で、信じられないぐらいに白無垢もドレスも似合っていた。最後の挨拶では涙ながらにしっかりとよく通る声できびきび話していて、ものすごくなかよしだったわけではなくとも二十代の色々な恋愛模様を聞いて知っている身としては、「本当によかったねぇ」と思わずにはいられなかった。しかしアルコールをたしなみつつ「まぁでもそうだな、いろいろあったなー…」の後に苦笑いがついちゃう子でもあったのだけども(笑)でもそれも人生だ、こうして自分の好きなドレスを身にまとってにこにこ綺麗にほほえんでいるのだから素晴らしいじゃないか!とばちばち拍手をして帰ってきた。

今回ももれなく余興をお願いされたので、部活動の仲間数人とビデオ余興として参加した。今回初の試みであるそれらの素材作成は皆で何回か集まってやったのだけど、編集は私が慣れないフリーソフトを駆使しまくって頑張りました。大きなスクリーンで荒くうつらないかな、と心配だったのだけども、そこは私の自慢の一機・オリンパスXZ-1ちゃんの素晴らしい画質でもって問題なく再生されたし、撮影・取り込み・ソフトでの多少の画像編集や、並べ替え・ムービーに組み立てる中での秒数調整、はては音楽編集ソフトを利用しての効果音素材との合成編集などは、もう本当にコールセンターでの苦節3年がものすごく役立った…!と自分で自分をほめたくなったぜ(とはいってもほんと、ちょっとできます程度なんだろうけども)

自分としても「やれるはずだ!」と引き受けたのだけど、わりとするする作業できた。もともと、絵はそれほど下手というわけではなくて、たとえば保育園の先生がつくってくれる手作りアルバムのような飾り付けなんかは器用にできるほうなので、写真をデコってそれを動画にしたり、ちょっとしたオープニングとして日付とタイトルを折り紙で飾り付けしたり、というのが意外と楽しかった。
少ない人数で恥ずかしがりながら舞台余興をしていたメンバーみんなと「ビデオ余興すごい楽、当日がすごくゆっくりできるし、これからも使える手だね」と喜びあい、当日ちゃんと流れた映像を見て「私たちの映像余興がいちばんいい出来だったんじゃない…?」と自画自賛しながら瓶ビールで祝杯をあげて帰ってきました。

 

沖縄の披露宴のラストは、沖縄の伝統芸能である「エイサー」と呼ばれる踊りを披露し、その流れで「カチャーシー」といって花婿さん花嫁さんのいる舞台にみんなであがっていってもみくちゃになりながら踊る、というのが恒例。エイサーというのはそれぞれの自治会でちゃんと活動がされていて、新郎新婦の親戚や知人、友人などのツテでどこの自治会が来てくれるかが違うのだけど、今回は私の住んでいるまさに地元地域の自治会が駆けつけてくれていた。曲が同じでも自治会によって振付けや衣装、太鼓の種類や構成などが違うのだけど、今回は女の子たちが若く元気でみんなにこにこ踊っていて、掛け声も楽しそうに響いていて本当に素敵だった。私たちの円卓が舞台のいちばん前だったので、ものすごく近くで一人の女の子が踊っていて、近すぎる距離にちょっと恥ずかしそうにしながらも笑顔でくるくる踊ってくれて、友人みなでごめんなさいという気持ちで手拍子したよ(笑)すごく美人でかわいかったのでガン見しまくってマジごめん。

 

小さいころから夏になるとエイサーの音頭がどこかから聴こえてくる。そこかしこで、八月後半に催される「全島エイサー祭り」の練習が始まるからだ。さんしんの音と歌声、心臓にじんじん響いてくる太鼓の振動を感じると、普段はそういう類のことを信じてもいないし感じることもない私の身体の中にも、何かが呼び起されてくるような、「血がさわぐ」といった種類の興奮が湧き上がってくる。だから、本当に信じられないぐらいに暑くて日差しが容赦ないんだけども、八月の旧盆の時期に沖縄に訪れることをぜひともおすすめしたい。じっとり暑い夏の夜に、部屋着のまんまで、エイサーの音色につられてふらっと道に出て、ただじっとエイサーを眺めるというのは、まさに沖縄に住んでいる人ならではの過ごし方で、一度体験してもらいたい不思議な感覚なのだ。そういう夜に寄ったマクドナルドやコンビニでの買い食いのおいしさといったらもう。あーどうしよう、暑いのは嫌いなのに、年齢を重ねるにつれて、地元の夏が好きになる。