めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

大人の涙のエトセトラ


漫画整理と、好きで読み返したエッセイ本と、音楽あれそれ(ゆず)について。







■ネットカフェに住みたい
地元に帰ってきてからさくっと一カ月。年を越すまではニートである予定なので、やりたい事をたくさん書きだしていたのに、三分の一も出来ていない。本棚にある漫画をきれいに並べなおす、服用のチェストを買ってきてしまう、衣替えをしながら服と靴と鞄を整理していらないものを処分する、平積みされている2010年〜今日現在までの雑誌(嵐とゆず関連)をファイリングする、………あとは何をするんだっけ……もっと色々あったはずだけれども忘れているしもうなんだろうこれ、なのに寝不足、みたいな素敵なニート生活を満喫している次第です。
漫画をきれいに並べなおす。これは戻ってきて一週間で完璧に実行した。今の実家の部屋は畳間を私の部屋として使っているのだけれど、もう関係ねぇだろという感じでカラーボックスを使い漫画の為の本棚として使っている。暑すぎる沖縄に帰ってきて、二日ほどはゆっくり眠ったり家族で出かけたりして、さぁそろそろ今日こそはでかけずにゆっくり漫画でも読もう、と思って手を伸ばした「ヒカルの碁」の単行本にほこりがうっすらつもっていた。それから二日ほどかけて(いやほんとは一日頑張ればできるけどふいた先から読んでしまうよね漫画って、)実家を離れていた一年半もの間、誰にも読まれることのなかった最愛の漫画たちをせっせとふいて並べなおして戻して、ようやく人心地ついた。
小学生の頃から「面白い漫画は購入して手元においておく」性格だったので、二十歳前半のまんがおたく時期は本当に漫画がたくさんあった……*1今は連載もので集めているのは6作品ぐらいだし、ときおりふるいにかけて減らすこともあるので、今私の部屋にある漫画たちは本当に大好きで何度も読み返したくなる、悩んで手放せなかった作品ばかりだ。
私はトイレにこもるときかならず漫画か小説か雑誌を持ち込むので、きれいに順番通りに並んだ漫画たちを前によく悩む。いやトイレはよういけよ……「3月のライオン」とか「銀のスプーン」、「昨日なに食べた?」などは一話一話くぎりよくなっているのでよく道連れにしている。「3月のライオン」とこれまた大好きなバンプオブチキンがコラボするのも本当に楽しみ!
そういえば、地元にもどこにも、私の周りにはおたくがあまりいない。なのでアイドルにハマってDVDを買い、音楽番組を録画しまくり、ゆずのアルバム発売を心待ちにして本屋を徘徊するなんてことを家族以外にはたった一人ぐらいにしか打ち明けていない。
その友達は学生時代からずっとおなじく漫画仲間で、少年ジャンプを二十歳前半で回し読みするとかいう、女盛りの時期にどうなのかという事をしていた唯一の人で、そいつも半年ほど前にようやく地元に帰ってきていた。二人でぶらぶら会う時はいつもでも
「とりあえず何食べるか…」
とご飯をてきとうに食べ、とうとつに
「カラオケ行きたいから行こうぜ!」
とかなって、
「本屋行きたい」
TUTAYA行こう」
みたいになる。そこがたとえ都会のど真ん中、東京であってもそうなる。ものすごくおいしいパンケーキの店だとか、ちょっと背伸びしてお高めのディナーとかにならない。最後に東京で会った時なんか、二泊三日という行程なのに、丸一日は友の部屋で関ジャニ∞のDVDを見ていた。その日の夕飯はめんどくさくなって、徒歩10分のCoco壱のカレーになった…そしてその後嵐のDVDも見て、やっぱりTimeは見どころ満載だよね!みたいな話をしながらチューハイ飲んでた…(この話を男の先輩に笑い話として話したらちょっとひかれた…)
そんな友人が急にメールで
「暇だから漫画を読みに行きたい」
と言い出したので、久しぶりにネカフェで漫画を読んできた。ネットはしないだろうし、二人だから恥ずかしくないはずだ、ということで初のオープン席なる場所にしてもらう。仕切りのある個室ブースではないから、隣ではオンラインゲームを猛烈にやっておられる男性客がいた。でもソフトドリンクの飲み放題はもちろんついているし、3時間で300円も違う。なるべく目立たない端の席を選んで、土曜日の夜に女二人でがつがつ漫画を読み漁る。
「予定があるし、二時間くらいかな」
とか言ってたのに、きりのいいところまで頑張りたくて、友は予定には遅れると電話まで入れていた。しかしこのオープン席、安くて漫画棚への移動もしやすいとはいえ、かなり苦労したのは、「ニヤつきを抑えつつ平然と読む」という行為だった。私は「君に届け」を、友は「今日は会社休みます」を読んでいて、もうきゅんきゅんしっぱなしで、ニヤついたり、顔を漫画におしつけてジタバタしたり、天を仰いで「……!……!!!」と悦に入ったりすることができなかった……(ちなみにこの行動は家ではもれなくやるけれど母がその度ほんとうに冷たい目で見てきます☆)「君に届け」では私の好みドストライクキャラの真田龍くんがちづちゃんに猛烈アタックをしかけていて、上に記したもだもだができないことをもどかしく思いつつも、やっぱ少女マンガすばらしい……としみじみ思った。少女マンガのきゅんきゅん☆*2は、なんとなく疲れてしまった心を癒すものすごいパワーを秘めていると思う。
「やっぱ漫画面白いな…」
「だな…」
と、しあわせな読後感に浸りながら、私の運転で帰る道すがら、
「でもやっぱ一人でオープン席はハードル高いかも…」
というのが私たちの最終結論でした。なんかこう、誰も見てないの分かってるけど恥ずかしい、ていう…あともう一つの理由としては、そのネカフェにはなぜか数年前からちいちゃいスペースだけれどBLコーナーがあってそこにも手を伸ばしたいので(わたしにとってはそこ大事)まぁやっぱ一人で行くならブース席かな…と真剣に考えた秋の夜…。


■大人の涙のエトセトラ

BL小説作家の菅野彰さんのエッセイと、小林真理子さん、よしもとばななさんのエッセイを図書館で借りて読んでいる。私の母も相当な読書好きで、推理小説を週に2冊くらいのペースで読んでいるので、母の仕事が休みの日に図書館へよく誘う。
エッセイを読んでいる時は、ネット上でブログを読んでいるように、あまり何も考えず、でも文章を読めるのが好きだ。小林真理子さんのエッセイに登場する、フグだとかワインだとかバーキンだとかコムでギャルソンだとかに私が触れたことがなくてもすごくおもしろい。私はネット上でもブログを読んだり書いたりが好きなので、チェックしている嵐ファンブログでもその人の日常がちょろっと書かれていたりすると嬉しい。だから本当はフェイスブックとかもやったらはまりそうだけど、十代後半からがっつりおたくとしてネットの海で泳いできた私からすれば、実名ましてや顔写真をのっけるなんておそろしすぎるのでこれからもフェイスブックは覗くだけになると思う……みんなもっとネットをこわがって!と時々思う。
菅野彰さんにはBL小説の「毎日晴天!シリーズ」で出会った。私は小説の最後にあるあとがきも大大大好きなので、そして菅野さんのあとがきは毎回おもしろおかしく読んでいたので、菅野さんのエッセイを偶然図書館で見つけたときは嬉しかったな。
菅野さんの日常、菅野さんの感じたこと、菅野さんの周りの皆さんのできごと。それでも時々、わけのわからない涙が出てくる。なんでどうして泣いているのかもはや謎。言葉にするとしたら、
「菅野さんの気持ちになってしまった…」
と、書くしかない気持ちで泣いてしまう。

雨が降っても、生ビール

雨が降っても、生ビール

この「雨が降っても、生ビール」というエッセイの中で、菅野さんは色々やってきた健康への道の集大成?として与論島フルマラソンに挑戦していて、そのマラソンの道中のお話がまた泣けてくる…二年前に読んだときも泣けたけど、今回読み返したときはさらにさらになんか泣けた…。そういえば、私は一度読んで気に入ったものは小説だって漫画だって何度も読み返すけれど、私以上に読書家なのに読み返しは一切しないし、内容もあまり覚えていない先輩がいた。でもその先輩も私とまったく同じく、
「読書は面白い。本を読むの、すごい好き。みんなもっと本読めばいいのに」
と言っていた。(でも先輩は、私が数年前に読んだ本の内容をけっこう覚えていてああでこうで、と説明すると、ものすごい不思議な顔で私を見ておられた…)
私は好きで応援しているアイドル☆嵐がすんげぇ売れていて、アルバムとか出したり10周年15周年迎えたりドラマ出たりするたびになにかしらファッション雑誌とかにも出るので、グラビア写真がすてきなものは頑張って買うのだけれど、雑誌のほぼすべてのページを読む。私が普段しているファッションとはぜんぜんまったく違う系統でもとりあえず読んでしまう。ファッション雑誌でいえばどこまで読むかというと、たとえば、アイテム横にある
『この冬トレンドのボルドーカラー、まずは小物で一点投入。やわらかい素材のころんとしたフォルムは、どんな髪型にも不思議となじみます。』
みたいな、ブランドや価格と一緒に載る小さな説明文も無駄に読む。それを、私よりもかなりの服好きな男の先輩に話したら、驚かれたけど、私は読んでしまう。
「意外におもしろいですよ。洗練された足元で、きりりと引き締めてー、みたいな謳い文句がたくさんあって」
「へぇー」
みたいにぜんぜん響いてなかったけど…
ということで今回こんな無駄に長くていつもの書き方がちょっと違うのは、エッセイをたらふく読んでいてそのまねをしてみたということです。やっぱり私は文章を書くのも読むのも好きだな、と改めて思う事が何度もあるので、リハビリしながらだらだら近況は書いていこうと思ったり(ここ最近ほんとうにあっちもこっちもさぼりすぎである)


■ゆず様がニコ動に降臨!!!!!!!

ゆずweeeeeeeek!!なるものが先日一週間かけてあり、家にいる間はちらほら見て過ごす、という時間があった。母は私の影響でゆずを比較的よく知ってはいるけれど、わたしみたいにおたく的(ついったーなどで情報を得る、ディスク発売日を心待ちにする、雑誌をチェックして手に入れる、ファンブログをめぐる、テレビ放送を録画してDVDにダビングして保管する)にゆずを追いかけている人はまわりにはゼロである。嵐友は地元にも他県にも交流させてもらっている人はいるのだけれど、ゆず友はいない……ということで、ゆずファンと、リアルタイムでPVやコンサートDVDを見ながらコメントを読みコメントを投稿する、というのがすごく楽しくって新鮮だった。
最終日にはとうとうゆずご本人が生放送で登場し、37歳(リーダー)38歳(サブリーダー)が登場した瞬間、私も「8888888888888888」で弾幕に参加した。司会進行の方に
「ニコニコはどうですか?普段見ますか?」
と質問され、リーダーが
「岩沢くんにね、教えてもらいましたよ。これは、<笑い>でしょ?」
と、両手ピースをくっつけて胸元にかかげ、得意げであった……
「wwwwwwwwwwww」
弾幕と共に、隣の岩沢さんも苦笑いwそしてなんでこんなにかわいいのリーダーうそでしょ……と震える鈴木(29)。その後も画面を見ながら
「ノシ」
の意味も覚えていったリーダーであった。
そんで重大発表として、今年の冬至ライブはなんとニコ生ですよ!!!!!!!!!『もう一回!』コピペして待っとくからな!!!??とうなる。今回は2014ツアー「新世界」のDVD発売とPV集発売を記念してのゆずweeeeeek!!!youtubeに期間限定配信はやってたけど、生ってのは初だねー、ということでものすごく楽しみです。その告知でも弾幕をかいくぐって
「まぁ、ニコニコさんが声かけてくれたらから」
「何ですかその感じ?!」
「ま、やろうかなって(笑)」
みたいにほわほわお話されていたリーダーだけど、LANDライブをみんなで見ながら
「この人って仮面ピエロなったり桃になったりピアノ弾いたりなんなんだよ…」
「さっきドーム公演ではジャニーズぽくなったり歌のお兄さんになってたり天使になったりバカじゃないのついてくしかねぇじゃねぇか」
とかコメントしあっていた後だったので、なんかもうまるっと含めてやっぱリーダーすげぇな、と思いつつのニコ生だった。岩沢さんは相変わらずかわいくてもうわけわかめ
上記で書いたライブDVDが明日には届くので、とりあえずそれがっつり見て、母にも見せて語って、週末は久しぶりの映画である。映画か…いいんだけどこれまた久しぶりに一人ではなく友人と行ってくるので、トイレが近い私としては心配事はトイレよな……うん、まぁ楽しみに外出してくるぞオー!最近ほんとうに家にいすぎてますます家が大好きな鈴木でした。

*1:母は仕事帰りの私が本屋の袋から漫画を取り出す度にあきれた顔をしていた

*2:これ死語じゃないですよね…