めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

SP革命前夜。と映画:革命編の感想。


SPに関しては劇場版が2部構成とか今回の革命編はその2部目だとかそういうことを知らないまま映画館に走ったクチなんですが(必死すぎる)そっかーと思いながらそういえば、と思い立ち見た革命前夜スペシャル放送の係長が、これでもか!ってぐらいにふじょしホイホイすぎる・・・と深夜に転げまわってるあほですどうも。なんかちょいちょい全体的になんか・・・まぁこれは私がこっち側が大好きな人だからかな・・・って思ってみてたら最後の月光の中で封筒をあんな閉じ方しちゃう係長のせいで頭ぱーん!てなったりました。映画感想をいまさらながら書き残しておきます。ドラマ全編を1日で一気に見た後に革命編からそのままスクリーンで見た人の、しかもBL大好き人間の感想なのであんまり感想らしくないと思います。ってどんな前置き?ものすごいネタバレしてます。






ホイホイあたりに関しては公式の製作サイドですでに狙ってるという話まではググったりなんだりで後から知りましたが、とにかくSPの醍醐味であるアクションシーンもさることながら、国会議事堂での展開が相当見ごたえあって楽しくて痛快でした。ていうかいろんなこと抜きにしても、アクションシーンだけでもドキドキハラハラで相当楽しめた。私は映画が苦手でそれこそドラマとかも今となってははっきりとした目当てがないと見ないような人なんですけど、これはとりあえず最近SPドラマシリーズをばーっと見て、さらに2部構成の1部めにあたるはずの劇場版「野望編」を見ていなくても楽しめた要因だと思います。スーツ姿ですれすれの攻防戦を繰り広げる映像ってかっこよければ説明なしでいいじゃん、みたいな。ドラマシリーズ見てたらまぁ流れは分かるし、詳細な流れを汲めなくても「あぁ・・・あわわ!」なハラハラシーンで時間が過ぎていく感じです。最後に謎を残しつつ?なのか?でもあれで終わりでも全然すっきり。とにかく楽しかった。バトルシーンてんこ盛りで皆かっこいいし、もたつきのないスピード感とマジでガチな取っ組み合いは素晴らしいです。

私はドラマでもそうなんですが「いやいやそれってそんなうまくいかないっしょ?」とか「いやいやそこって組織的にっていうか、世間一般的にそうはいかないっしょ?」っていうのもあんまり気づけない鈍感タイプなので、そういう部分は無きにしも非ず、だろうけれど全然きになんないなーと思うんですがどうでしょ。国会議事堂という粛々とした場所で、あの低い声で話す係長はそれだけで相当しびれるし、「これ以上SPの威厳をなんたらかんたら」っていう理由で止められた井上がどうしようもない気持ちで携帯電話をぐしゃしちゃうのとかも地味にかっこいい。アクションシーンの中でも、井上はスーパーマンじゃないのでラスボス(=係長)にたどり着く前に苦労するところとかもハラハラして気持ちいい。

私的にぐっときたのは笹本さんのイケメン射撃姿と井上と係長のバトル。笹本さんがかっこよすぎてクラクラです私。頑張れば頑張るほどぼろぼろになっていく井上が、一回り大きい体格のテロリストに向かっていった後に、さらに係長とすんごいバトルするんですが、もうそこで岡田さん演じる井上の体格的不利な感じがすごいよく出ててそこももーハラハラドキドキ。それでいて容赦なくボコる係長のまぶたの動き一つ一つにもハラハラします。逃げる相手をどこまでも追いかける係長と、それをどこまでもどこまでも追いかける井上。逃げる相手を銃をバンバン撃ちながら追い続ける係長はほんとこわい。最後の銃声が緊張マックスそのもので。そしてそこから収集されていく2人のやり取りに救われたというか。
ほんとうにすごい盛りだくさんで、いろんな人(キャストさんやスタッフさん)に拍手を送りたい映画でした。なんかこう、「この映画すごいいいねぇ、」っていうより、「超ハラハラドキドキしたよ!なんかこう、いろんな怨念渦巻いてる感じがわかっていろんな交錯はちょっと改めて整理整頓したいけど、何はともあれ面白かった!」という気持ちになれるのは、詳しくはないけどとにかくすごそうってのは分かります!ってぐらいに気持ちいアクションと、井上と尾形という2人のキーパーソンがしっかり、これでもかっていうぐらいに物語を終らせたからだと思うんです。続編あるにしろないにしろ、この2人はとにかく一度区切りついたなぁっていうのは、そしてその区切りが一番最悪な事態で収束しなかったっていうのはすごくいいことじゃないかと偉そうに思ってます。後味が悪くないっていうのは私的にすごく重要なので。最善ではないにしろ、最悪の結末では決してないんだろうっていうのが、井上と尾形のやり取りで分かるので。



これを見た後にCUT・・・だったかな?の岡田さんインタビューを読んだんですけど、ほんとうにSPはアクションというか、人対人の動きがかっこよくて素敵です。私アクションって苦手なんですが、この映画はもう一回見たいなと思いました。


というかほいほいに関してなんですけど、映画館で最後まで見たときはそこまでほいほいじゃねーなーでも手紙を持ち歩くってどんな心境なんだい井上、って思ってたのに、今日見た前夜スペシャルのせいで今思い返すと超ほいほい!ってまた思ったり。尾形係長はあの横に長い瞳が瞬きするだけでなんかこう、うわっとせまってくる何かがある気がするんですよね・・・体格のいい男が拳銃ぶっぱなしてんのになんか色気あるってどういうことだよ。私の目の錯覚なのかしら。