めげない

 家呑みしたら記事を書くルールの徒然日記。

沖縄の私の家の付近は、昨日鳴り響いていたサイレンなども朝から一切聞こえてこない。姉が知人と連絡が取れないと言っていたので、災害掲示板の伝言サービスの確認方法を教える。私は昨日、友人との連絡に使って、その時は確認できなかったが相手が登録をしたらメール通知がくるように登録できたので、その数時間後に伝言を確認できてとても安心した。けれどよくよく考えたら番号でメールやり取りの出来る同会社同士でやれるものであって、他会社同士だと確認までしか出来なかった。

今日もなんだか家のテレビから離れられない。家にあるラーメンをつくって食べたりしていたが、夕方には夕飯の材料を買いに家のすぐ近くまでは出歩いた。風は冷たいけれど夕方のオレンジ色の光が綺麗だった。それを見て、カメラを持ってきていないことに気づく。徒歩であの店に向かう道が好きだから、出向くときはいつも持ち歩いているのに。その徒歩15分のスーパーでは元気なお姉さんが元気に働いている。支払いを分けてほしいと申し出た私にいやな顔なんてひとつもせずに、笑顔で、どちらかの支払いに領収書はいりますかとあちらから伺ってくれた。やる気はおきないくせに夜食用としてお菓子を買う。いつもよりお金を使ってしまう。

家に戻り、母が帰宅し、夕飯を作る気がしなかったのに、台所に立って冷蔵庫をのぞくと変な気持ちになった。豚肉ともやしを炒めて焼肉のたれでてきとうに味付けをして終ろうと思っていたけれど、なんだかふと思い立って人参も切ってキャベツもたくさん入れて野菜炒めにした。味噌汁もつくって母とテレビを見ながら食べる。泣く理由がない気がして、泣けない時間がずっと過ぎていく。

自分の生活を営む気力がわきあがってこないくせに、泣けないままで一日が終った気がする。お風呂に入ったり、トイレに入ったり、お茶を入れたりするときも妙な心持が続く。料理をしているときはさすがにじんときた。私は何に泣きそうになっているんだろうか、それが分からない。日々の生活を営むことがなんだか苦しい気がしているし、それもただ「気がしている」ということのみで、苦しいのかどうかさえ分からないような。

祈ることしか出来ないけれど、少しでも多くの人が安全な場所で夜を過ごせますよう、ただただ願っています。